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ではト音記号の下に数字の8がついた
場合の読み方について学びました。
ここでは
を前提に説明していきますので、
まだ読み進めていない人は
是非最初に読んでおいてください。
さて、本題にいきます。
ト音記号に付くのであれば
ヘ音記号にも8が付きます。
ヘ音記号に8が付いた場合どうなるのか?
それではいきましょう。
8が付いたヘ音記号での音の読み方
を理解していたら既に想像はつく、
かつ
その想像はあたっていると思いますが、
ヘ音記号も8というオクターブ記号を付けると
領域が変わります。
それでは、オクターブ記号を付けたヘ音記号を
見てみましょう。
普通のヘ音記号にはない
8が下についていますね。
次に音を見てみます。
いかがでしょうか?
やはり
アルファベット部分はヘ音記号の音と全く同じ
(※以下に普通のヘ音記号の音を載せます)
ですが、
数字が全て1つ小さくなっています。
つまり、
普通のヘ音記号で表された音よりも
1オクターブ低く
となります。
ト音記号の時と全く同じ考え方ですね。
これを踏まえると、
8が付いたヘ音記号で
扱う音の幅(カバーする音域)は、
下記のようになります。
8が付いたヘ音記号で扱われるパート
8が下についヘ音記号で表しやすいパートは
何になるのかを紹介します。
・ベースギター
・コントラバス
です。
ベースギター、コントラバス共に一番下から
支えるパートですね。
つまり、
8が付いたヘ音記号で表されるパートは
曲の最も低い音を担当している
と考えられます。
また、ベースギターはピンとくる人が
多いかもしれません。
一方、コントラバス?
と思われるかもしれないので
ちょっと触れますと、
コントラバスは
ロックやメタルというジャンルでは
入っていることが多いように感じている
ので取り上げました。
補足 ベースギターの音域に注意
でギターの音域(カバー領域)を
勘違いしている人が多い
という話を理由と共に触れました。
実はこの話、
ベースギターも全く同じことが言えます。
こちらでも書きますが、
特に注意するのは
DTM(打ち込み)の場合の作曲
です。
通常のヘ音記号の音域でベースギターを
作成している場合が見受けられますので
注意してください。
自分で楽譜に書く、また、読むという点では
ベースギターの3弦3フレッドのドはC2なんだな
とちゃんと把握しておきましょう。
最後に
8の付くト音記号と考え方自体は同じ、
かつ作曲における注意点も似ているので
のコンテンツを参照しつつ
という形になりましたが、
合わせて見ると今までの理解も
深まったのではないかと思います。
ここまでで、
音の高さを扱う音部記号については
終わりです。
次は、またちょっと違う話になるので
ちょっと自信がないかなと感じた人は
「ト音記号の楽譜の読み方を完全マスター!まず基礎を固めよう」
を読み返してからこの先に進むことをオススメ
します。
では、自信がついたら今まで触れてこなかった
黒い鍵盤の部分について触れていきます。
ここまでで白い鍵盤の音の読み方は
マスターしているので、
自信を持っていきましょう!
「シャープ、フラット、ナチュラルの意味」