ここでは音楽を構成する3要素のうちの1つ
ハーモニー
について説明します。
リズムと同様
ハーモニーというものを
どう考えるかといった概念的な
ところから触れていきますので、
イメージがつきやすいかと思います。
ハーモニーとはなにか?
リズムに続き、
ハーモニーとは何でしょうか?
「音楽のリズムを記号含め解説!基礎とその効果、役割について」
雰囲気を作り出すもの
と考えています。
明るい雰囲気
楽しい雰囲気
暗い雰囲気
不安な雰囲気
・・・etc
曲によってそんな雰囲気ありますよね?
また、1曲の中でも
Aメロ、Bメロ、サビ
で異なった雰囲気を持つものも
あると思います。
これらは、主に
ハーモニーが作り出す雰囲気
だと考えています。
リズムも無関係ではないですが、
ハーモニーの方が影響が大きいと言えます。
もっと言うと
リズムとハーモニーの組み合わせで
より雰囲気を構築することができますが、
まずは分けて考えておきましょう。
リズムでは
聴き手をどんなテンポで乗らせるか
を作り出すイメージですが、
ハーモニーでは
聴き手をどんな雰囲気にさせるか
を作り出すイメージとなります。
それでは、
次はその雰囲気を作り出すと言っている
ハーモニーの正体について触れていきます。
ハーモニーの正体は?
ハーモニーとは何者なのでしょうか?
ハーモニーの一例を楽譜で表してみましょう。
この楽譜は何を表しているのでしょうか?
同時に複数の音を鳴らすように
なっていますね。
これがハーモニーの正体です。
同時に複数の音を鳴らす状態を
和音、またはコード
と呼びます。
※本サイトではコードと記載します
コードは
異なる3つ以上の音から構成されますが、
まずは、
異なる2つの音でどんな違いがあるかを
聞いてみましょう。
※各楽譜の下の再生ボタンで音が出ます
いかがでしょうか?
2つの音の組み合わせでも
明るい、暗い、綺麗、汚い、安定、不安定
といった雰囲気があるような気がしませんか?
3つ以上の音を組み合わせると
よりその雰囲気が表れてきます。
次は基本的な2つのコードの紹介をしつつ
作り出す雰囲気の違いをさらに見てみましょう。
基本的なコード2種類
ここでは
最も有名な2種類のコード
を取り上げます。
メジャーコード
と
マイナーコード
と呼ばれているものです。
このコンテンツではまだ深くは見ないので、
雰囲気だけでどういったものかを表すと
メジャーコード
→明るい雰囲気
マイナーコード
→暗い雰囲気
となります。
実際に音を聞いてみましょう。
全てメジャーコード
または
全てマイナーコード
で構成される4小節を取り上げても
良いのですが、
実際に作曲をする場合は
メジャーコードだけ、マイナーコードだけ
というのはあまり用いられません。
そのため、より実践に近い例として
①メジャーコードをメインに使ったパターン
②マイナーコードをメインに使ったパターン
の2つで聞き比べてみてください。
※各楽譜の下の再生ボタンで音が出ます
①メジャーコードをメインに使ったパターン
②マイナーコードをメインに使ったパターン
いかがでしょうか?
①、②共に
3つの音の和音の4小節
1小節ごとに音は下降している
という共通の構成、動きはしていますが、
作り出されている雰囲気は異なりますね。
ハーモニーを作り出すパート
リズム同様、ハーモニーを作り出すのに
適したパートがあるので
ここで紹介します。
・ベースギターリズムギターのセット
(※ベースギターは単音のため)
・リズムギター
・キーボードの左手パート
・キーボードの右手パート
・ストリングス
といったパートがハーモニー
を作り出します。
先ほどのリズムを作り出すパート
と同じパートがありますね。
「音楽のリズムを記号含め解説!基礎とその効果、役割について」
具体的には
・ベースギター
・リズムギター
・キーボード
となります。
1人2役担えるパートになります。
こう見ると
少人数のバンド構成でも外せないパート
になっているのも頷けるのでは
ないでしょうか。
逆にリズムの方にしかないパートもあります。
打楽器のドラムとパーカッションですね。
音程がないパートのため、ハーモニーは
担当しないという仕組みです。
最後に
音楽を構成する3要素の1つ
ハーモニーについて取り上げました。
音楽としてハーモニーが
・どういった役割を持っているか
・どのように作られているか
・楽譜としてどう表されるか
といったことが感覚的に理解
できていればOKです。
リズムとは違い、ハーモニーは
もうちょっと深く説明しないと
作成や考察の実践ができないので
感覚的で大丈夫です。
具体的なコードの種類や使いどころは
別のコンテンツで取り上げるので
ハーモニーが何者か?というところが
感覚的につかめていれば良いです。
以上、ハーモニーについてでした。
次は3要素の3つ目
メロディー
について触れたいと思います。