休符の種類を一覧にしました!意味も交えて解説

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1つ前のコンテンツ

拍の意味、音楽で音の長さを表す方法

では、音符の長さについて

説明しました。

本コンテンツで

楽譜の読み方については最後となります。

最後に休符という考え方について説明します。

休符の存在価値

いきなりですが、以下の楽譜をみてください。

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そして、この楽譜で歌ってみてください。

声に出しても心の中でもOKです。

どうですか?

・なんか変じゃありませんか?

歌ってみると

・落ち着きがなくないですか?

・息が続かなくないですか?

・他の曲と比べておかしいと思いませんか?

そうです、

音楽で1つのパートがずっと音を鳴らしている

のは稀です。

今回は歌というボーカルパートで

例を出してみましたが、

イメージがつきやすかったのでは

ないでしょうか?

今まで得た知識では、音を鳴らさないという

ことはできません。

音符の長さを短くしても短くなるだけで

鳴らさないということにはなりませんね。

ではどうするか?

音を鳴らさない専用の記号があります。

それが休符です。

では、

次は休符の表し方についてみていきましょう。

休符の表し方

先ほどの楽譜の例に休符を入れてみましょう。

最後の付点2分音符の前に

ちょっとタメを作りたいので

2拍伸ばして、1拍休み

という形にしてみます。

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新しい記号が増えましたね。

これが1拍休みを表す休符の記号になります。

音を表す音符の時と同じく

休みを表す休符にも音符と同じだけ

種類があります。

一覧にまとめましたので見てみてください。

音符と比較した方がわかりやすいと思った

ので参考として音符も合わせて記載しました。

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いかがでしょうか?

付点という考えは休符でもありますが、

あまり使われてない印象なので

取り上げませんでした。

3拍の休符を表したいのなら

2拍+1拍

という表し方で良いでしょう。

ここは覚えるしかないところなので

ちょっと頑張って覚えてしまいましょう!

休符の重要性

ここまでで休符の必要性と表し方について

説明してきましたが、休符の重要性を語りたい

と思います。

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休符と言う名前からなのか

休む、つまり休憩

といった捉え方をする演奏家(プレイヤー)を

見かけることがあります。

例えばそう言った演奏家は、

下記のような楽譜を演奏する時、

どこに気をつけるでしょうか?

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気をつけるポイントを青矢印で指してみます。

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確かに音の入りはとても重要です。

最重要と言っても過言ではない

と考えています。

しかし、

これだけでは音楽の完成度としては

まだ足りません!

どこに気をつければ良いでしょうか?

次に、

気をつけるべきところを赤矢印で追加しました。

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わかりましたか?

そうです、音をどこまで伸ばすか?

というところをハッキリと意識すべき

なのです。

これをちゃんとやるとやらないとでは曲の

完成度がまるで違ってきます。

特に指揮者の方は休符を強く意識するよう

演奏家に伝えてみてください。

驚くほど変わりますよ!

私が指揮を取る時は、

休符は休みじゃない、休符も演奏するんだ

と言った形で伝えています。

指揮者でなくてもバンド演奏でメンバーに

意識させるだけでも本当に変わってくるので

是非やってみてください。

そして休符を演奏してこそ音楽としての

完成度は上がると断言しておきます!

最後に

このコンテンツでは休符について

説明しました。

・なぜ必要なのか?

・どう表されるものなのか?

・なぜ重要なのか?

といったところに触れました。

特に最後の重要性については、

知っている、知らない

とでは最終的な音楽の完成度が

変わってきますので

ここでしっかりおさえておいてほしいと

思っています。

それでは、本コンテンツで

楽譜の読み方について

は終了です!

次は音楽とはどういったものかを

理解していきます。

しっかりと説明してきますので、

作曲家へと着実に前進していきましょう!

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