リズムを作る上で
重要な情報、考え方である
ビート
についてここでは説明します。
このビートを理解していることが
リズムを作る
つまり、乗りを作る上での基礎
となります。
リズムの考え方、乗りについてはこちら
「音楽のリズムを記号含め解説!基礎とその効果、役割について」
今回は要点だけに絞ります。
最終的に抑えるのは1つだけですので、
しっかり理解しましょう。
各ビートの種類と乗りを体感
ビートにはいくつか種類があります。
楽譜を見るだけよりも実際に
音を聴いて乗りを体感した方が
掴みやすいので、まずは
各ビートを体感してみましょう。
2ビート
4ビート
8ビート
16ビート
どうでしょうか?
それぞれのビートで
乗りが異なることを体感できた
かと思います。
体感して乗りを確認できたところで、
いったい何に乗っているのかを
見ていきます。
ビートとは?その正体
先ほどの各ビートに4分音符で
刻むメトロノーム音を追加してみます。
※先頭にもメトロノーム音4つを入れてます
2ビート
乗りのイメージ
⇒トン・トン・
4ビート
乗りのイメージ
⇒トントントントン
8ビート
乗りのイメージ
⇒トトトトトトトト
16ビート
乗りのイメージ
⇒トトトトトトトトトトトトトトトト
こうして各ビートを改めて聴いて
何拍の乗りを感じましたか?
・2ビートは2拍
(1小節で2回の乗り)
・4ビートは4拍
(1小節で4回の乗り)
・8ビートは8拍
(1小節で8回の乗り)
・16ビートは16拍
(1小節で16回の乗り)
だったと思います。
わからなかった人は繰り返し聴いて
乗りを掴んでみてください。
何拍なのか?
とちょっと仕組み的なところに
踏み込んだところで次は、
どのような仕組みでビートが
成り立っているかを見ていきましょう。
ビートの名前の基準はバスドラム
さて、仕組みをみていくということで
先ほど体感していただいた
各ビートを楽譜におこします。
ドラム譜の読み方がわからない場合はこちら
2ビート
4ビート
8ビート
16ビート
最短の長さの音が
○ビートの○と同じ数字に
なっている音があります。
8ビート、16ビートは複数候補
が出てくるので
2ビート、4ビートで見る
のが良いですね。
サブタイトルで既に種あかし
してしまっているので
気がついたかもしれませんが、
バスドラムの音
がそれです。
つまり、
バスドラムの最小の長さの音が
ビートを決めている
となります。
装飾的にバスドラムを細かく刻む場合が
あるので、100%とは言い切れませんが、
多くの場合、当てはまります。
もし、
なんか違うな?と感じたら
ドラムのリズムに着目して
何拍の乗りなのかを掴んでみましょう。
なお、この際は、
掴んだ乗りよりも短いバスドラムを
削ってみるとビートが見えやすくなります。
最後に
リズムの意味である乗りを決める
ビートについて取り上げました。
体感して、ビートを作るポイントを
理解できていればOKです。
重要なので繰り返しますね。
バスドラムの最小の長さの音が
ビートを決めている
です。
結論としてポイントは1つですが
この1つがリズムを作る上で
重要なのでしっかりと抑えておきましょう。