ベース作曲のコツを解説!リズムを作る4つのポイントとは?

ここでは

主にベースのリズム作成に着目した

ベースパートの入れ方、作り方

を説明します。

ベースはハーモニーのルート音を担当しつつ

リズムを担うパートです。

両方の特性がうまくかみ合うように

構築してみましょう。

ベースの作曲の基本:ドラムと同調

リズムを構成するパートとして

音楽のリズムを記号含め解説!基礎とその効果、役割について

でドラム、ベースをあげました。

ドラム、ベースの両パートが

混在する曲がほとんどだと思いますので

ドラムとベースでリズムを構成する方法

がまず基本となります。

ドラムのリズムを先に作っていること

を前提としてここでは説明します。

ドラムのリズムがある状態で、

ベースをどうやってかみ合わせていくかを

見ていきましょう。

ドラムパートの例をあげます。

これにベースを重ねたものを

見てみましょう。

良い感じにドラムのリズムと

マッチしていると思います。

なぜうまいことマッチしているか

ですが、ドラムのある音

ベースの音を重ねているためです。

その音とはなんでしょうか?

もう1度重ねた楽譜を見てみましょう。

わかりましたね?

バスドラム

の音に重ねています。

これがベースのリズムを作る上で

最も基本となる方法です。

後ほど説明するビートとの同調の方が

最終的によく見かけるパターンになりますが

バスドラムと合わせる考え方は重要なので

最初に取り上げました。

重要である意味も

ビートとの同調のところで説明します。

ベースの作曲の基本:コードと同調

音楽はコードで印象が変わる!ハーモニーの基礎と役割とは?

で、ベースはハーモニー、

つまりコードの役割も担うと説明しました。

より具体的な

コードの構成におけるベースの役割は

こちら

コード転回の覚え方と使い方を解説!ルート音がポイント!

先ほどはドラムとのリズムの兼ね合い

でしたが、次はコードとの兼ね合いを

見ていきましょう。

ドラムとコードの楽譜例を見てください。

これに先ほどのバスドラムに重ねる手法を

取ってみましょう。

ちょっとしっくりこないと

感じたのではないでしょうか?

ドラムとはかみ合っているので

ドラムを外してみてみましょう。

コードとベースのタイミングが

違っていますね。

コード転回の覚え方と使い方を解説!ルート音がポイント!

ベースはコードのルート音を担う

と説明した通り、

ベース音はコードの一部

となっているので

コードとベースのタイミングも

合わせましょう。

かみ合った感じがしますね。

これでさらにドラムも戻して見ましょう。

これでまとまりが良いリズムが作れました。

ずらしたほうがお洒落な感じになったりも

するのですが、基本ということで、

コードの変わり目でベースも鳴らす

とコードパートと

うまい具合にかみ合います。

ベースの作曲の基本:ビートと同調

ドラムのビートとは?色々な種類を体感しながら名前を知ろう

で説明した通り、ドラムの刻みによって

どの長さの音が基準になっているかが

決まります。

ドラムビートで基準になった音の長さで

ベースを刻むのも基本の1つです。

例を見てみましょう。

8ビートのドラム

ベースを8分音符のリズムで刻む

こうしてみると気がついたかも

しれませんが、

ビートで刻むと必然的に最初にあげた

バスドラムとの重ね合わせも

できてしまいます

しかし、

バスドラムとの重ねあわせを

最初に取り上げたのには訳があります。

ビートに合わせてずっと刻んでいると

ちょっとリズム的に単調で面白みに

欠けます

そのため、音を伸ばしたり休符を入れて

刻んでいるところに穴を空けます

ちょっと例を見てみましょう。

8ビートでの刻み

伸ばしと休符を入れる

イメージとしては刻んでいる音から

音数を減らす形ですね。

この減らし方、減らす音の選定が

重要です。

バスドラムと重なってる音は不動!

ここの音は抜かないのが基本です。

抜いてしまうと最初にあげた

ドラムと同調が崩れてしまう

ので注意してください。

同様に

コードの変わり目の音

も抜かないほうが良いですね。

こちらはリズムという観点からは

バスドラムと重ねている音よりも

重要性は落ちますが、

抜かないのが基本

と考えておくのが良いです。

ベースの作曲の小技:音程を滑らかに繋ぐ

基本としては、

・バスドラムに合わせる

・コードの変わり目に合わせる

・ビートに合わせる

でベースのリズムはできますが、

ちょっとしたアレンジ、テクニック

を紹介します。

コードの変化によって

ベース音も変わるときに

細かい音の刻みを入れて

音程を滑らかに繋いでみましょう

例をあげます。

音程を繋いでいない例

音程を繋いでいる例

音程を滑らかに繋ぐことが

意味合いとしては強いですが、

細かい音の刻みを入れるため、

リズムにも変化がおきていますね。

アレンジというところで

・必ずやるわけではない

やりすぎは注意

といった感じですが、

取り入れてみると幅が広がりますね。

最後に

ベースの作り方を

ドラムとの兼ね合い

コードとの兼ね合い

ビートとの兼ね合い

音程との兼ね合い

から見てきましたが

いかがだったでしょうか?

ビートとの兼ね合いだけで作る

こともできますが、そこからの

アレンジで詰まってしまうため、

ここであげたもの全てを理解した上で

作っていくことをオススメします。

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