メロディーのリズムを解説!良い音楽を作曲する秘訣とは?

音楽のメロディーの意味、ハーモニーとリズムの関連性とは?

でメロディーは曲のメッセージである

と説明しました。

近年では、インターネットの普及に伴い

本当に多くの音楽を様々な媒体で

聴けるようになりました。

そのため、

より伝わりやすいメロディー(メッセージ)

にした方がヒットしやすい

つまり、

一般的に良い音楽

と呼ばれるものになると言えるでしょう。

伝わりやすいメロディーは、

別の表現にすると

キャッチーなメロディー

と呼ばれているものですね。

このキャッチーなメロディーの秘訣について、

ここではメロディーのリズムという観点から

切り込んでみたいと思います。

キャッチーなメロディーとは何か?

ヒット曲のメロディーは、

よくメロディーがキャッチー

などと言われます。

では

キャッチーなメロディーとはなんでしょうか?

まずはこの抽象的な表現のものを

具体的に落とし込んでみたいと思います。

あなたの知っている

キャッチーだなーと思うメロディー

を思い浮かべてみてください。

そして鼻歌でも良いので

歌ってみてください。

どうでしょうか?

できましたか?

実は、

これができることがキャッチーなメロディー

であると言えます。

何ができる?

と思われたかもしれませんのでまとめます。

以下2つを満たしていることが

キャッチーなメロディーと言えるでしょう。

①鮮明に思い出すことができる

②鼻歌で歌える(口ずさみたくなる)

特に

口ずさみたくなるような魅力的なメロディー

はヒットする大きな要因であると言えますね。

キャッチーなメロディーとキャッチー以外のメロディー

それでは、

キャッチーなメロディー

キャッチーでないメロディー

の例をあげて比較してみましょう。

キャッチーなメロディーの例

キャッチーでないメロディーの例

いかがでしょうか?

順番に聴くと

キャッチーでないメロディーの方を

後に聴いているのに

最初に聴いたキャッチーなメロディーの方が

覚えているのではないでしょうか?

なぜこのようなことが起きるのか?

について次で解説していきます。

キャッチーなメロディーの秘密

を暴いていきましょう。

キャッチーなメロディーの秘密

さて、

改めてキャッチーなメロディーと

そうでないメロディー

の楽譜を見てみましょう。

両方とも

上段がメロディーパート

下段がハーモニーパート

です。

※ハーモニーパートは全く同じ

キャッチーなメロディーの例

キャッチーでないメロディーの例

まずは音程に注目してみましょう。

2つのメロディーとも

使っている音は同じですね。

音の並びも同じです。

では何が違うのでしょうか?

気がつきましたね?

そうです。

リズムが違うのです。

では、

キャッチーなメロディーのリズム

がどうなっているか見てみましょう。

キャッチーなメロディーの例

1小節目と2小節目がほぼ同じリズム、

3小節目の1~2拍目

3~4拍目が同じリズム

であることがわかると思います。

これがキャッチーだと感じた理由です。

言い変えると

キャッチーなメロディーのリズムは反復する

となります。

本コンテンツの中で最も重要なこと

なので覚えておいてください。

その他にも

キャッチーなメロディーとなる要素はある

のですが、

最も大きいところを占めるので

まずはここを抑えておきましょう。

また、反復するメロディー、

今回の例でいうと

前半の1小節分のメロディー

後半の2拍分のメロディー

ユニット

と呼びます。

次はこのユニットについて触れておきます。

ユニットの長さ

キャッチーなメロディーのリズムは反復する

ということでメロディーのリズムを反復させる

手法を抑えました。

反復させるメロディー、

つまりユニットですが

どのくらいの長さが良いのでしょうか?

長すぎるとキャッチーなメロディーの

①鮮明に思い出すことができる

②鼻歌で歌える(口ずさみたくなる)

というところが失われてしまうので

最長でも4小節が良いでしょう。

または今回の例のように

複数のユニットを組み合わせる

のが良いでしょう。

曲のテンポにもよりますが、

2拍~2小節単位のユニットを

組み合わせたりしていることが多い

印象ですね。

思い切って1拍以下のユニットを

組み合わせるなどして

インパクトを狙うのも良いかもしれません。

その際は

音楽の3要素であるメロディー以外を

工夫すると良いでしょう。

音楽を構成する要素は3つ!リズム、ハーモニー、メロディー

最後に

キャッチーなメロディーという

抽象的な表現のものを

具体的に落とし込んで解説してみましたが

いかがだったでしょうか?

より細かく見たり、別の角度から見ると

他にも秘密は眠っていますが、

最も重要な部分

キャッチーなメロディーのリズムは反復する

というところを取り上げました。

反復する単位であるユニットの長さを

考えるところから

メロディー作りを始めることもできるので

メロディー作りの切り口の1つやヒント

にしてみてください。

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